最終更新:2026年8月13日
※本記事は公式サイト・選手本人や関係者のSNS投稿・各種メディア報道をもとに作成しています。情報の正確性を保証するものではありません。誤りがあればお問い合わせフォームよりご連絡ください。最新情報はJLPGA公式サイトや選手本人のInstagramでご確認をお願いします。
国内ツアー4勝、うち国内メジャー1勝。米女子ツアーを主戦場に世界と戦うトッププロが、オフになると東京の居酒屋でTシャツにエプロン姿で刺身を運んでいます。
しかもアルバイト先は、父・英隆さんが営む店。「一日店員」は毎年恒例の行事で、予約の当選確率は2%を切ると言われるプラチナチケットです。
吉田優利選手。ゴルフ界で「コスメ番長」を自ら名乗り、遠征にリップクリームを10本持ち歩いていた時期がある一方、遠征先には体重計を持ち込んで毎朝データを記録する徹底ぶり。華やかさとストイックさが同居する、ちょっと不思議なバランスの持ち主です。
この記事では、すでに吉田選手のインスタをフォローしている方にも楽しんでいただけるよう、いつもとは違う角度から素顔に迫ります。
- 「好きなものセレクション」 ― コスメデコルテの「少数精鋭」ライン使い、アメリカに家を持たない暮らし、自分でデザインしたロイヤルブルーのドレス、そして日本では飲まなかった炭酸飲料まで。本人インタビューから”好き”を拾い集めました
- 「嫌いなものセレクション」 ― 「減点方式」で考えること、やけ食い、そして「4日間プレーしないと話にならない」。本人が公の場で語った言葉だけを集めています
- 「他の選手のインスタに映る”もうひとりの吉田優利選手”」 ― 妹・吉田鈴選手への”言葉ゼロ”の祝福、馬場咲希選手とのゲーム、安田祐香選手との冬旅行、そして競技の枠を超えた交友関係。本人のアカウントだけでは見えない姿を紹介します
まずは、その「好き」の話から始めましょう。
吉田優利選手ってどんな人?|プロフィール早わかり

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年4月17日 |
| 出身地 | 千葉県市川市 |
| 身長 | 158cm |
| 所属 | エプソン |
| 出身校 | 麗澤中学校・高等学校 → 日本ウェルネススポーツ大学 |
| プロ転向 | 2019年(JLPGAプロテスト合格・92期生) |
| 通算勝利数 | 国内ツアー4勝(うち国内メジャー1勝) |
| 師事 | 辻村明志さん |
| ウェア | トミー ヒルフィガー ゴルフ |
| クラブ・ボール | ブリヂストン |
| @yuri_yoshida__(約24.9万人/2026年8月時点) | |
| 愛称 | コスメ番長/おしゃれ番長 |
ゴルフを始めたきっかけ ― 半年でコースデビュー、スコアは「102」
吉田選手がクラブを握ったのは10歳のとき。始めて半年ほどでコースデビューを果たし、そのときのスコアが102。ゴルフを始めて半年の小学生が100ちょっとで回ってくるのですから、これはもう才能としか言いようがありません。この時期からコーチをつけて本格的に練習を始めています。
進学した麗澤中学校・高等学校ではゴルフ部に入部。1学年下には、のちにプロテストに同時合格することになる西郷真央選手がいました。同じ部で汗を流した先輩・後輩が、そろって米ツアーで戦っているというわけです。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・GDO選手プロフィール
プロになるまでの道のり ― アマチュア2冠、そして”最終日最終組”の原体験
高校1年の2016年にナショナルチーム入り。同学年には古江彩佳選手、安田祐香選手といった、のちのミレニアム世代の主役たちが顔をそろえていました。
2018年は爆発的な一年になります。米ツアー「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」でローアマチュアを獲得すると、「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」を1打差で制覇。さらに「日本ジュニアゴルフ選手権競技」の15〜17歳の部でも、2位の政田夢乃選手に1打差をつけて優勝し、アマチュア2冠を達成しました。
そして2019年、キャリアを決定づける一週間が訪れます。国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」にただ1人のアマチュアとして出場し、最終日最終組でプレー。同じ組を回っていたのが、この大会でツアー初優勝を飾った渋野日向子選手でした。プロが優勝を決める瞬間を、真横で見た。この経験が「自分もここに立つ」という具体的なイメージにつながっていきます。
同年秋のプロテストは、通算2アンダーの12位タイで合格。ちなみにこの年の合格者には安田祐香選手、西村優菜選手、古江彩佳選手、山下美夢有選手、西郷真央選手、笹生優花選手らが並んでいます。歴史的な”当たり年”の一員としてプロの世界へ入りました。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・GDO選手プロフィール・ALBA Net
インタビュー&インスタから読み解く「吉田優利選手の好きなもの」セレクション

吉田選手の”好き”には、はっきりした共通点があります。「自分で決めて、自分で組み立てる」こと。コスメも、住む街も、着る服も、選び方に一本の芯が通っています。
💄 コスメ ― 本気度:★★★★★
まずはこれを外すわけにはいきません。「コスメ番長」は他人がつけたあだ名ではなく、本人が自ら名乗っているものです。
10代の頃はポーチに口紅を10本以上入れて持ち歩いていた時期もあったそうですが、いまは方針が変わりました。愛用しているのはスポンサーでもあるコーセーの最高級ブランド「コスメデコルテ(DECORTÉ)」のリポソームシリーズ。家にはいろいろ置いてあるものの、遠征に持っていくのは1セットだけ。「ライン使いすることでより効果的になる」から、あえて絞る。本人いわく「少数精鋭」です。
メイクの色の決め方も理屈が通っています。春はピンクメイク、シーズンが進んで日焼けしてくるとピンクでは発色が見えなくなるので夏はオレンジへ。「メイクの色味はその日の気分ではなく、肌の色に合わせる」。だから必然的に、使う色は決まってくる。……これ、クラブセッティングの考え方とほとんど同じですよね。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー・中日スポーツ
🍶 父・英隆さんの居酒屋「二十四区」 ― 本気度:★★★★★
冒頭でも触れた、吉田家のもうひとつの本拠地。父・英隆さんは21歳のときに大手居酒屋チェーンのフランチャイズ店舗の経営を始め、2020年に東京・末広町で「個室 串天 鮮魚 二十四区」を開店しました。コンセプトは「手作り」。マグロや馬刺しなど、料理に合わせて数種類の醤油を使い分けるというこだわりの店です。
そして吉田選手は、ほぼ毎年ここで一日店員を務めます。バイトTシャツ姿で刺身を運ぶ姿がSNSに上がるたび、ゴルフメディアがニュースにするほどの恒例行事。5,000円のシャンパンボトルを次々と売りさばいたこともあるそうで、接客の腕前もなかなかのものです。
このイベント、妹の吉田鈴選手も一日店長として登板しています。父の店を、姉妹そろって「ファンと会える場所」に育てているわけです。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト・ALBA Net・THE ANSWER
🎮 ゲーム ― 本気度:★★★★☆
2026年7月に公開されたインタビューで、最近ハマっていることを聞かれた吉田選手はこう答えています。ゲームをしている、と。
面白いのはその理由づけです。「アウトドア派なのでいつも外にいますが、ゲームをする時だけインドア派になれる自分がなんとなく気に入っています!笑」。ハマっているものそのものより、”そういう自分”を気に入っている。この一段引いた自己観察が、とても吉田選手らしいところです。
ちなみにゲーム仲間として写真に登場するのは馬場咲希選手。米ツアーのダブルス戦「ダウ選手権」でチームを組んだ間柄でもあります。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY「女子ゴルファー質問リレー」
🌎 「ベースを持たない」アメリカ生活 ― 本気度:★★★★☆
米ツアーで戦う日本人選手の多くは、アメリカに拠点となる家を借ります。移動の負担を減らし、練習環境を確保するためです。ところが吉田選手は、あえてそれをしていません。
河本結選手から「アメリカ生活での楽しい過ごし方を教えてください!」と質問されたときの答えがこれです。「私はアメリカにベースを持っていません。なので、休みの週は自分の行きたいところや好きな街で生活しています。好きなところに行きたいのでベースを持っていない。という感じですかね!」
家を持たないほうが不便なはずなのに、それを「自由」と言い切る。ヨーロッパ遠征のオープンウィークにオーストリアの人気スポットを巡っていたこともあり、転戦生活そのものを旅として楽しんでいる様子が伝わってきます。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY「女子ゴルファー質問リレー」・ALBA Net
👗 服とアクセサリー(自分でデザインしたドレス) ― 本気度:★★★★☆
美へのこだわりはコスメだけにとどまりません。日本ツアーの年間表彰式に、吉田選手は自らデザインしたロイヤルブルーのドレスで登壇したことがあります。
「化粧品だけじゃなくて服やアクセサリーも好きで、一度作ってみたかったんです」。デザイン画を描いたのは本人で、あとは職人さんに任せたそうですが、仕上がりには大満足だった様子。そしてこの話には続きがあります。「今度はみんなに似合う、身長も体型も関係なく似合うものを作ってみたいんです」。
自分のためのドレスを作ったら、次は人のためのものを作りたくなる。ゴルフを引退したあとの姿まで、なんとなく想像できてしまう発言です。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー
🥤 炭酸飲料 ― 本気度:★★★☆☆
これは渡米してから増えた”好き”です。「日本にいる時は飲まなかった炭酸飲料に手が伸びる瞬間がある」と本人が語っています。アメリカ生活のちょっとした変化、というわけです。
ちなみに吉田選手はアサヒ飲料とスポンサー契約を結んでおり、Instagramのプロフィール欄にもその名前が並びます。炭酸水の代名詞のようなブランドを持つ企業と組んでいる選手が、遠征先で炭酸に手を伸ばす。これはもう、契約以上の相性の良さと言っていいのではないでしょうか。
📸 ソース:GDO・吉田優利選手オフィシャルサイト
🧘 「継続」と、体の内側を整えること ― 本気度:★★★★☆
美容の質問に対する吉田選手の答えは、拍子抜けするほどシンプルでした。「継続することです。毎日鏡で自分を見ていると変化がなく見えますが、年単位で見ると大きな違いが目に見えることが私のモチベーションです!」
コンディショニングも同じ発想です。「いっぱい寝ること、寝てなくても体を休めることがすごく大切」。そして筋肉など体の外側だけでなく、内臓など内側を健康にすることが肌の調子を保つ秘訣だと語っています。
遠征先に体重計を持ち込み、毎朝、体重・体脂肪・筋肉量・水分量まで測って記録する。摂取カロリーは消費量に合わせて調整する。「コスメ番長」の中身は、かなり硬派なアスリートです。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY「女子ゴルファー質問リレー」・中日スポーツ
💬 性格がわかるエピソード ― MBTIは「ENFP」、座右の銘は「聡明」
自身の性格について、吉田選手はMBTI診断の結果を挙げてこう説明しています。「ENFP(運動家タイプ)です。とにかく色んなものに興味があります。特に新しいもの、知らないもの、体験した事ない事、絶対に一回は経験してみたいと常に思っています」。
一方、座右の銘は「聡明」。その意味を、本人はこう噛み砕いています。「人の意見をきちんと聞いてから自分の意見を整理する。一旦、受け取る。それを整理してプラスに捉えて発信することで、自分はポジティブでいられる」。
好奇心で飛び込んで、受け取って、整理して、前に進む。アメリカ挑戦という選択そのものが、この性格の延長線上にあります。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画・質問リレー)
吉田優利選手が”NO”を突きつけるもの|嫌いなものセレクション

ここからは、吉田選手が公の場で「これは苦手」「これはしない」と語ってきたものを集めました。本人の発言に基づくものだけを掲載しています。
📉 「減点方式」で考えること ― 苦手度:★★★★★
これが吉田選手の思考の根っこにあります。「もともと加点方式で考えていくタイプ。ゴルフ以外も、何事もそうです。うまくいくと思って減点方式で考えるよりも、うまくいかないと思っておいて加点方式でどんどん自分を評価していった方が楽かなと思っています」。
米ツアー1年目、デビュー戦で予選落ち、2戦目も69位。得意のショートゲームがまるで通用せず、リズムが崩れていく苦しい時期のインタビューでの言葉です。この局面で「うまくいくはずだったのに」と考えないことを、意識的に選んでいる。強さの正体がよく分かる一言です。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー
🍽️ やけ食い ― 苦手度:★★★★☆
2026年4月、「JMイーグルLA選手権」の2日目に誕生日を迎えた吉田選手。しかしこの日は「74」とスコアを落とし、カットライン付近でホールアウトします。レンタルハウスでは帯同スタッフがささやかなパーティーを準備してくれていました。
ところが待っている間に、最終組の選手がバーディを奪って予選通過ラインが1打動き、予選落ちが確定。誕生日のお祝いの席に、この上なく残念な知らせが届いたわけです。
手料理をやけ食いしてストレス発散……とはならなかったのか、と記者に問われた吉田選手の返答がこれです。「しなかったですよ!炭酸を飲んだくらい」。落ち込んだ夜の”やり返し”を、食べ物にはさせない。体重計を毎朝持ち出す選手の面目躍如です。
📸 ソース:GDOニュース(2026年4月23日)
🏜️ 乾燥 ― 苦手度:★★★★☆
「肌や髪を綺麗にするとか、綺麗なウェアを着る。それが自分のモチベーションにもなります」と語る吉田選手にとって、アメリカの気候は強敵でした。「すごく乾燥しているので、今まで以上に気を遣わないと、アメリカの気候だとすぐに荒れてしまいそうな気がするので」。
対策は前述のとおり、朝も夜もひたすら保湿。自宅や宿舎に戻れば「ずっとケアやパックをしてますね」と笑います。乾燥は、吉田選手にとってモチベーションの源を削りにくる存在。だから、譲らない。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー
⛳ 「4日間プレーできないこと」 ― 苦手度:★★★★★
2026年6月、メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で予選通過に2打足りず。全英女子オープンの出場権がかかったポイント争いの真っ只中での予選落ちに、吉田選手はこう言い切りました。「4日間プレーしないと話にならない」。
ここには重い前提があります。米ツアーでは序盤戦の成績で出場優先順位が組み替えられ、上位に入れなければ次週の出場すら不安定になる。「成績を出せなければ次には行けない。でも予選会から行く選手はそういうもの」と、以前から現状を冷静に受け止めてきました。
だからこそ、木曜と金曜で終わることを何より嫌う。2026年の吉田選手は米ツアーの出場試合数18でツアー1位(8月上旬時点)。誰よりも多くティグラウンドに立ち続けているという事実が、この言葉を裏づけています。
📸 ソース:ALBA Net・GDOスタッツ
🛡️ 「安全な道にとどまること」 ― 苦手度:★★★★★
国内メジャーを制し、日本ツアーで確固たる地位を築いた直後にアメリカ行きを決めたとき、吉田選手はある人からこう言われたそうです。「日本にいれば賞金女王も取れるのに、どうしてアメリカに行くの?」
その反応が、なんとも吉田選手らしいのです。「確かにと思いました(笑)。でも、そういうことも忘れてしまうぐらい、自分が見る方向はアメリカ挑戦だったんです。チャレンジできる資格、環境が整った今、行かない選択肢はありませんでした」。
言われたことは一度きちんと受け取る。そのうえで、行く。座右の銘「聡明」が、いちばん分かりやすい形で表れた場面でした。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー
💡 それでも、笑っていられる理由
米ツアー1年目、成績は伸びず、練習時間も体のケアの時間も削られ、期限だけが近づいてくる。そんな状況を淡々と語ったあと、吉田選手はこう締めくくりました。
「ゴルフが大好きなんで全然苦になりません」
苦手なもの、嫌なもの、思い通りにいかないこと。それを全部並べたうえで最後に置かれるのがこの一言だから、強い。吉田優利選手という選手を一行で説明するなら、たぶんここです。
妹・吉田鈴選手、馬場咲希選手、そして競技を超えた友人が見た”もうひとりの吉田優利選手”

吉田選手のインスタはもうフォロー済みですよね? でも、周りの人のアカウントを見ると、本人の投稿だけでは分からない一面が浮かび上がってきます。
👯 妹・吉田鈴選手 → “言葉ゼロ”の祝福
2026年6月7日、妹の吉田鈴選手が「ヨネックスレディス」でツアー初優勝を飾りました。福嶋姉妹、堀姉妹、岩井姉妹に続く国内ツアー史上4組目の姉妹優勝です。
このとき姉の吉田優利選手は、アメリカで「全米女子オープン」の最終日を控えていました。現地時間の早朝5時20分ごろ、自身のインスタに姉妹のツーショットなど5枚を投稿。そこに添えられていたのは、優勝カップ・人差し指・拍手の絵文字3つだけ。文章は一行もありません。
さらに鈴選手は優勝会見で、最終日の朝に姉から届いていたメッセージについてこう明かしています。「『頑張れ』とスタンプですね。いつも通りだなって(笑)」。
そして吉田優利選手はこの直後、自身の最終ラウンドで今大会初の60台となる「68」をマークして28位フィニッシュ。妹については「すぐに勝つと思っていた」と語りました。言葉は少ないのに、伝わるものは多い。この姉妹の距離感が、たまらなく良いのです。
8月3日には、姉妹そろってスポンサー契約を結ぶソフトバンクが開いた祝勝会の様子も投稿されました。ゲストはあのCMでおなじみの白い犬。「CMで見る!あの!お父さんにも会えました」と、こちらはしっかり言葉つきで喜んでいます。
▶ 妹の歩みについては、当ブログの[吉田鈴選手の記事]もあわせてどうぞ。
📸 ソース:日刊スポーツ・ゴルフのニュース(e!Golf)・ALBA Net
🎮 馬場咲希選手 → ゲーム仲間であり、ダブルスの相棒
「最近ハマっていること」の答えとしてゲームを挙げた吉田選手の投稿に、一緒に映っているのが馬場咲希選手です。米ツアーで戦う日本人選手同士、遠征先の夜をゲームで過ごしているようです。
2人は2人1組で戦うダブルス戦「ダウ選手権」でチームも組んでいます。3日目終了時点で「1 more day(あと1日)」と記して公開した2ショットでは、吉田選手が部屋着でくつろぐ横で馬場選手がゴルフウェアのまま、という温度差が話題に。試合中の緊張感とは別の顔がそこにあります。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY「女子ゴルファー質問リレー」・ALBA Net
💌 安田祐香選手・河本結選手・金田久美子選手 → “質問リレー”でつながる同世代
コーセーが展開している「女子ゴルファー質問リレー」という企画があります。選手が次の選手へ質問をつないでいく形式で、その走者が実に興味深い並びです。
第1走者:河本結選手 → 第2走者:吉田優利選手 → 第3走者:安田祐香選手 → 第4走者:金田久美子選手
つまり、当ブログでこれまで記事にしてきた選手たちが、実際に一本の線でつながっているわけです。
吉田選手は河本結選手から「アメリカ生活での楽しい過ごし方を教えてください!」と聞かれ、そして次の走者・安田祐香選手にこう質問しています。「私は、ゆうかの目元がはっきりしていて可愛くて大好きです!メイクのポイント教えてください!」
安田選手とは同学年で、ナショナルチーム時代からの仲間。冬には一緒に旅行に行く間柄でもあります。コスメ番長が、他の選手のメイクを本気で褒めて教えを乞う。これはコースの上では絶対に見られない場面です。
▶ 関連記事:当ブログの[河本結選手の記事]/[安田祐香選手の記事]/[金田久美子選手の記事]もあわせてどうぞ。
📸 ソース:KOSÉ SPORTS BEAUTY「女子ゴルファー質問リレー」
⛸️ 紀平梨花選手 → 競技の枠を超えたプライベートの友人
ゴルフ界の外にも、吉田選手には深い交友があります。フィギュアスケートからアイスダンスへ転向した紀平梨花選手です。
きっかけがいつだったのかは分かりませんが、2025年8月には一時帰国した吉田選手が「かわいい子見ーっけ」とだけ添えて紀平選手との2ショットを投稿。紀平選手側も同じ日の食事会について「たくさん話してたくさん笑って、シアワセなじかんでした」と投稿し、しゃぶしゃぶが人生初だったことを明かしています。
同年12月には2人でイルミネーションへ。紀平選手は「夜は、優利ちゃんとイルミネーションデート」「昨日だけシーズン終わりのご褒美です」と綴っていました。シーズンを戦い終えた者同士の、ご褒美の時間だったわけです。
追いかけるなら、紀平梨花選手のアカウント(@rikaskate0721)もセットでフォローしておくと、ゴルフメディアには載らない吉田優利選手に出会えます。
📸 ソース:ALBA Net・J-CASTニュース(両選手のInstagram投稿より)
💡 この章のポイント
吉田選手のインスタは、意外と情報量が絞られています。妹の初優勝を絵文字3つで済ませてしまうくらいです。むしろ周りの人の投稿のほうが、吉田優利選手について雄弁。妹、チームメイト、同期、そして競技外の友人。この4方向を押さえておくと、解像度が一気に上がります。
コースでの吉田優利選手|プレースタイルと観戦の楽しみ方

武器は”作る”ゴルフ ― ショートゲームとフェアウェイキープ
吉田選手のゴルフは、飛ばして押し切るタイプではありません。2026年シーズンの平均飛距離は257ヤードでツアー124位。その一方でフェアウェイキープ率は71.5%で31位タイと上位につけています(数字はいずれも8月上旬時点)。
本人も自らのスタイルをこう表現しています。「いつもショートゲームでゴルフを作っていくタイプ」。フェアウェイに置いて、グリーン周りで寄せて、パットで拾う。派手さはないけれど、崩れにくい組み立てです。
こだわりはウェッジにも表れていて、国内ツアー4勝目を挙げたときのセッティングでは、グリーン上で「ペタッ」と止まる球を求めてバウンス角4度のウェッジを使用していました。道具の細部で球質を管理する、職人肌の一面です。
初日に強い
見逃せないのが初日の強さです。2026年だけでも、シェブロン選手権では初日に「68」をマークして首位と3打差の4位発進(メジャー自己最高スタート)、ショップライトLPGAクラシックでも初日「67」で8位につけ、最終的に今季唯一のトップ10となる9位でフィニッシュしました。
つまり、木曜の朝から見る価値がある選手です。「初日から上位に名前が出ていたら、その週は最後まで追う」。これが吉田選手の楽しみ方だと思います。
現地観戦するならここを見て!
- グリーン周りのアプローチ:ここが吉田選手のゴルフの心臓部です。距離感の作り方、球の高さの使い分けをじっくり見てください
- ティショットの安定感:飛距離ではなく「置く」ためのショット。40代から始めるアマチュアが最も参考にできるのは、実はこの部分です
- 表情:苦しい状況でも笑顔が消えにくい選手です。スコアが動いた直後の表情に注目すると、この人の芯の強さが伝わってきます
📸 ソース:GDOスタッツ/試合結果・KOSÉ SPORTS BEAUTY(Number特別企画)インタビュー
吉田優利選手の着用ウェア・スポンサー

ウェアはトミー ヒルフィガー ゴルフ
プロ入り直後の2020年1月、株式会社ヤマニが展開する「TOMMY HILFIGER GOLF(トミー ヒルフィガー ゴルフ)」とウェア契約を締結しました。「スポーツ」「プレップ」「リゾート」を軸にしたブランドで、契約発表時には「今後は吉田優利選手からのアドバイスも活かし、より使いやすい設計、機能を取り入れていく」とコメントが出ています。
ブランドのファンミーティングイベントにも登場するなど、単なるロゴの貸し借りにとどまらない関係が続いています。
クラブ・ボールはブリヂストン
同じく2020年からブリヂストンと契約。国内ツアー4勝目を挙げた2025年の「Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント」では、優勝コメントで「ブリヂストンのゴルフボールとクラブで高いフェアウェイキープ率を維持して思い通りのプレーをすることが出来ました」と語っています。
スポンサー一覧(オフィシャルサイト掲載)
| 区分 | 企業・ブランド |
|---|---|
| 所属 | エプソン |
| ウェア | トミー ヒルフィガー ゴルフ |
| クラブ・ボール・用品 | ブリヂストン |
| その他 | ソフトバンク/三井住友銀行(SMBC)/コーセー/アサヒ飲料(ウィルキンソン)/PayPay/ナイキ/GOLFZON |
注目したいのは三井住友銀行(SMBC)との契約が姉妹そろってという点です。2025年1月に妹の吉田鈴選手と初めて姉妹での契約を結び、「初めての姉妹での契約大変光栄」とコメントしています。ソフトバンクも同様に姉妹でサポートを受けており、冒頭で紹介した祝勝会もこの縁から生まれたものでした。
そしてコーセーとの関係は、「コスメ番長」というキャラクターと見事に噛み合っています。企業の側から見ても、これ以上ないマッチングだったのではないでしょうか。
📸 ソース:吉田優利選手オフィシャルサイト・ゴルフネットワーク・ブリヂストンゴルフ公式リリース・スポーツニッポン
経歴ハイライト|4勝の歩みと、アメリカへの決断

2021年:ルーキー年の躍進から一気に2勝
プロ2年目の2021年、「KKT杯バンテリンレディスオープン」で4位タイに入りプロ初のトップ10入り。そして新設大会「楽天スーパーレディース」では最終日に8バーディを奪う猛チャージで通算18アンダー、2位に3打差をつけてツアー初優勝を飾りました。
さらに9月の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」では最終日に「65」をマークして岡山絵里選手とのプレーオフへ。2ホール目を制してツアー2勝目。初優勝から2か月足らずでの連勝級の活躍でした。
2023年:国内メジャー初制覇
2023年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。メジャー仕様の厳しいセッティングに各選手が苦しむなか、2日目に首位へ立つと、3日目は強風、最終日は雨という悪条件でも我慢のゴルフを続けます。小祝さくら選手や申ジエ選手に1打差まで迫られた最終日、17番のバーディで突き放し優勝。
トーナメント史上初のオーバーパー(1オーバー)での優勝という記録も残りました。アマチュアとして最終日最終組を経験したあの大会で、今度は自分が優勝カップを掲げたわけです。
そして同年末、米ツアー最終予選会「Qシリーズ」を通算19アンダーの7位タイで通過し、翌年の出場権を獲得しました。
2024年:アメリカへ
「24歳を1つのメドにしていました」。本人が語っていたとおりのタイミングで、米ツアーへ主戦場を移します。1年目は16試合に出場して予選通過7回、CMEグローブポイントランキング102位という厳しい結果に。
それでも11月のファイナルQTを7位で通過して国内の出場権を確保し、12月にはQシリーズを9位でフィニッシュして2年連続の米ツアー出場権を獲得。日米を往復しながら、両方の資格を自力で取り直した一年でした。
2025年:地元・千葉で9打差の圧勝
2025年3月、「Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント」。スポンサーである三井住友銀行が冠となる大会が、地元・千葉県の紫カントリークラブすみれコースで行われました。
2日目に自己ベストタイの「64」(8バーディ・ノーボギー)をマークして8打のリードを奪うと、最終日も危なげなく通算13アンダー。2位に9打差をつける圧勝で、2023年以来2年ぶりとなる国内ツアー4勝目を挙げました。「このフィールドで、一番いいプレーをすることが目標でした」という言葉どおりの内容です。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・JLPGA公式・GDO・ALBA Net・日刊スポーツ
2026年シーズンの成績・最新ニュース

米ツアー:CMEグローブポイントランキング89位/賞金ランキング81位/トップ10入り1回/出場大会数18はツアー1位(いずれも8月上旬時点)
2026年は苦しい戦いが続いています。開幕戦「ホンダLPGA」で24位と手応えのあるスタートを切りましたが、春先は予選落ちが重なる展開に。それでも5月末の「ショップライトLPGAクラシック」で9位に入り、予選会から勝ち取った「全米女子オープン」では28位と、メジャーで結果を残しました。
誰よりも多く試合に出て、そのぶん多くの予選落ちも経験する。それでも出場権を守るために走り続けているのが、今シーズンの吉田選手です。
最新トピック
(2026/08/03追記) ソフトバンクが開いた妹・吉田鈴選手の優勝祝賀会に出席。「ソフトバンクさんが妹子の優勝おめでとう会を開いてくれました!」と投稿し、CMでおなじみの白い犬との3ショットも公開しました。
(2026/07/27追記) 「AIG女子オープン(全英女子)」の最終予選会にセントアンズ・オールドリンクスで挑戦。前週のスコットランド女子オープン開催地から車で約4時間という強行日程でしたが、本戦のフィールドに名前が並ぶことはありませんでした。「(全英に)出られるなら出た方が絶対にいいじゃないですか。そのためにやれることは全部やりたい」という言葉どおり、やれることはすべてやった一週間でした。
(2026/07/25追記) 「ISPS Handa スコットランド女子オープン」は初日に日米ツアー自己ワーストタイとなる「82」を叩き、通算12オーバーで予選落ち。渡欧時にロストバゲージにも見舞われる不運も重なりました。
(2026/06/07追記) 「全米女子オープン」最終日、今大会初の60台となる「68」で締めくくり28位。同日に初優勝を飾った妹・吉田鈴選手を、絵文字3つだけのインスタ投稿で祝福しました。
(2026/05/11追記) 「全米女子オープン」予選会(マサチューセッツ州マールボロCC)に出場し、「70」「67」の通算7アンダーで2位に3打差をつけてトップ通過。1枠しかない出場権を勝ち取りました。
(2026/04/23追記) メジャー第1戦「シェブロン選手権」初日、4アンダー「68」をマークして4位発進。自身のメジャー最高スタートとなりました(最終順位は38位)。
(2025/12/31追記) 自身のInstagramで、好酸球性副鼻腔炎の治療のため12月に手術を受けたことを公表。「国の指定難病みたいなのでこれからも気をつけます」と綴りました。
📸 ソース:GDO試合結果/スタッツ・ALBA Net・日刊スポーツ・ゴルフのニュース(e!Golf)
SNS・Instagramフォローのすすめ

| 種別 | アカウント | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| @yuri_yoshida__ | 遠征先の風景、美容、オフの装い。転戦生活そのものを旅として楽しむ感覚を味わいたい人 | |
| X(旧Twitter) | @YURI__YOLO | 試合中の心境や短い実況的なつぶやきを追いたい人 |
| TikTok | @yurixxx1 | 動きのあるオフショットが見たい人 |
| 公式サイト | yuri-yoshida.jp | スポンサー情報をまとめて確認したい人 |
吉田選手のインスタの特徴は、投稿の”密度”よりも”温度”にあります。妹の初優勝を絵文字3つで祝ってしまう人ですから、長文の心情吐露はあまり期待できません。そのかわり、写真の選び方や、ふと漏れる一言(「かわいい子見ーっけ」など)に人柄がにじみます。
そして吉田選手を追いかけるなら、妹の吉田鈴選手、そして紀平梨花選手をセットでフォローするのがおすすめです。本人が語らないぶんを、周りの人がしっかり語ってくれます。
さらに、スポンサーであるコーセーのメディア「KOSÉ SPORTS BEAUTY」には、吉田選手のロングインタビューと質問リレーの回答が掲載されています。ゴルフメディアとは違う角度の質問が並ぶので、素顔を知りたい方には特におすすめです。
まとめ|吉田優利選手を推す3つの理由

① 「コスメ番長」の中身が、驚くほど硬派
リップを10本持ち歩き、自分でドレスをデザインし、季節ごとにメイクの色を変える。その一方で遠征先に体重計を持ち込み、毎朝データを取り、摂取カロリーを管理する。華やかさとストイックさが同じ人の中に無理なく同居している――このギャップこそが吉田優利選手の最大の魅力です。しかも本人は、そのどちらも「モチベーション」という同じ言葉で説明します。
② 一度受け取ってから、進む強さ
「日本にいれば賞金女王も取れるのに」と言われて「確かに」と頷き、それでもアメリカへ行く。うまくいかない時期には「減点方式ではなく加点方式で」と考え方を切り替える。座右の銘「聡明」のとおり、人の意見を一度きちんと受け取ったうえで自分の道を選ぶ。40代から何かを新しく始める私たちにとって、この受け止め方はかなり実用的なお手本です。
③ 言葉が少ないぶん、行動が語る
妹の初優勝には絵文字3つ。試合の朝に送るのは「頑張れ」のスタンプだけ。それでいて、予選会から1枠をもぎ取り、車で4時間かけて予選会場へ向かい、ツアーで誰よりも多くの試合に出続ける。言葉数と本気度が反比例するタイプの選手です。だからこそ、たまに漏れる一言が効いてきます。
次の試合スケジュールはJLPGA公式サイトでチェック! 米ツアーでの初優勝、そして姉妹そろっての勝利という景色を、一緒に待ちませんか?
※本記事は公式サイト・選手本人や関係者のSNS投稿・各種メディア報道をもとに作成しています。記載内容には万全を期していますが、情報の正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせフォームよりご連絡いただけると幸いです。最新の情報はJLPGA公式サイト、選手本人のInstagram、オフィシャルサイトでご確認をお願いします。
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