最終更新:2026年8月22日
※本記事は公式サイト・選手本人や関係者のSNS投稿・各種メディア報道をもとに作成しています。情報の正確性を保証するものではありません。誤りがあればお問い合わせフォームよりご連絡ください。最新情報はJLPGA公式サイトや選手本人のInstagramでご確認をお願いします。
賞金女王、オリンピック銀メダリスト、シーズン9勝。その人に「好きな食べ物は?」と聞いたときの答えが、イカ、砂肝、軟骨でした。
居酒屋のメニューです。しかも、いい感じに渋いほうの。
稲見萌寧選手は、日本の女子ゴルフ界で最も派手な数字を持っている選手のひとりです。2020-21シーズンに9勝を挙げて賞金女王。東京オリンピックでは日本ゴルフ界に初のメダルをもたらしました。それでいて、本人の口から出てくる言葉は驚くほど飾り気がありません。好きなものは砂肝。ゴルフをしている理由は「仕事だから」。
この記事では、すでに稲見選手のインスタをフォローしている方にも楽しんでいただけるよう、いつもとは違う角度から素顔に迫ります。
- 「好きなものセレクション」 ― 居酒屋の渋いメニュー、遠征先まで持っていく寝具、そして会場で見つけたら必ず顔を入れにいくアレ。本人と関係者の発信から”好き”を拾い集めました
- 「苦手なものセレクション」 ― パター、運まかせの勝負、そして「過去の栄光」。本人が公の場で語ったものだけを集めています
- 「他の選手のインスタに映る”もうひとりのモネ”」 ― 渋野日向子選手からのハグ、同じ練習場で育った吉田優利選手と西郷真央選手、レジェンドが授けたひと言。本人のアカウントだけでは見えない姿を紹介します
そして2026年、稲見選手は苦しい時間の中にいます。その話も最後にきちんとします。まずは、砂肝の話から。
稲見萌寧選手ってどんな人?|プロフィール早わかり

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1999年7月29日 |
| 出身地 | 東京都豊島区 |
| 身長 | 166cm |
| 血液型 | A型 |
| 所属 | フリー(2025年3月以降/日本生命公式サイトの表記による) |
| 出身校 | 日本ウェルネス高等学校 → 日本ウェルネススポーツ大学 |
| プロ転向 | 2018年(JLPGAプロテスト一発合格・90期生) |
| 通算勝利数 | 国内ツアー13勝(うち国内メジャー1勝)+米ツアー1勝 |
| 主なタイトル | 2020-21シーズン賞金女王/東京オリンピック銀メダル |
| 得意クラブ | アイアン |
| ウェア・シューズ | ニューバランス |
| @mone173.golf(約14.4万人/2026年8月時点) | |
| 愛称 | モネ |
📸 ソース:GDO選手プロフィール・Wikipedia(日本語版)・日本生命公式サイト
名前の由来は、画家のモネではありません
「萌寧」という名前を見ると、多くの人が印象派の画家クロード・モネを思い浮かべます。実際、海外メディアでもそう紹介されることがあります。
でも、無関係です。GDOのプロフィールによれば、母・直子さんが「有名になったときに世界中で覚えやすいように」と、響きから考えて名づけたそうです。
娘がまだ赤ちゃんのうちから「世界中で」という前提で名前を考えている親御さん。この時点でもう、この一家のスケール感が伝わってきませんか。そしてその名前は、実際に東京オリンピックの表彰台で世界に読み上げられることになります。
📸 ソース:GDO選手プロフィール
ゴルフを始めたきっかけ ― 中学入学前、父と2人で千葉へ引っ越した
クラブを握ったのは9歳。家族に勧められて始めたというのは、女子プロの経歴としてはよくある入り口です。
普通じゃないのはここからです。中学に上がる前、稲見選手は千葉県の「北谷津ゴルフガーデン」の近くへ、父と2人で引っ越しました。ゴルフのために、家族が分かれて暮らす決断をしたわけです。
この北谷津という練習場が、また濃い。指導していたのは篠崎紀夫さん。そして同じ場所で球を打っていたのが、葭葉ルミ選手、吉田優利選手、西郷真央選手です。のちにツアーで上位を争うことになる面々が、10代のころに同じ打席で並んでいたことになります。
そしてゴルフを始めて1カ月後には、もうプロになると決めていたそうです。理由が「華やかだし、女の人でも輝けるのっていいなと思った」。9歳児の動機として、まっすぐすぎて逆に説得力があります。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・スポーツナビ「72問72答」
▶ 関連記事:当ブログの[吉田優利選手の記事]/[西郷真央選手の記事]もあわせてどうぞ。同じ練習場で育った3人の現在地を並べて見ると、けっこう感慨深いものがあります。
プロになるまでの道のり ― ギリギリ合格から、QT103位スタート
2018年のプロテストは一発合格。ただしGDOのプロフィールには「合格ラインギリギリで突破した」と書かれています。順位は20位タイでした。
同期にあたる90期生の顔ぶれが、これまた壮絶です。渋野日向子選手、原英莉花選手、河本結選手、大里桃子選手、三ヶ島かな選手、脇元華選手、臼井麗香選手、鶴岡果恋選手。いわゆる黄金世代が大量に合格した年で、稲見選手はその中では目立たない存在でした。
さらにその年の秋、クォリファイングトーナメント(翌年の出場権を決める予選会)のサードで1打差でファイナルに進めず、翌2019年はQTランキング103位という、ほぼ出場権のない状態でシーズンを迎えます。
ここからの巻き返しが、稲見選手というプロを理解するうえで一番大事なところです。のちに本人はこう振り返っています。推薦でもらった3試合でリランキング(シーズン途中の出場権再配分)を取れなければゴルフをやめる、というくらいまで自分を追い込んだ、と。
結果、リランキング14位で中盤戦の出場権を獲得。そして後半戦に入って3試合目、7月の「センチュリー21レディス」でツアー初優勝を飾ります。20歳の誕生日を目前に控えた、10代最後の週の勝利でした。
同年は賞金ランキング13位でシード権を獲得し、新人賞も受賞。ちなみにこの年のパーオン率78.2079は、JLPGA史上1位の記録です。1年目からとんでもない精度でグリーンを捉えていたことになります。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・ALBA Net選手プロフィール・みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
インタビュー&SNSから読み解く「稲見萌寧選手の好きなもの」セレクション

ここからが本編です。稲見選手が公の場で「好き」と語ったもの、そして関係者の発信から見えてくる”好き”を、本気度つきで並べていきます。
🍢 イカ・砂肝・軟骨 ― 本気度:★★★★★
まずはこれです。好きな食べ物を聞かれての回答が、イカ、砂肝、軟骨。
トップアスリートの「好きな食べ物」というと、パスタとかフルーツとか、なんとなく健康的な絵を想像しませんか。稲見選手の答えは、そのまま焼き鳥屋のおまかせコースの後半です。
しかも軟骨と砂肝という並びが渋い。歯ごたえのあるものが好きなんだろうな、というのが伝わってきます。40代から始めた我々のほうがよっぽど甘いものを食べているかもしれません。
なお、JLPGA公式インスタの一問一答企画(2024年)では、好きな食べ物として「トマトのハヤシライス」と答えています。こちらもまた、洋食屋の渋い定番。
📸 ソース:選手インタビューまとめ(joshigolf.com)・JLPGA公式Instagram一問一答企画
🖼️ 顔ハメパネル ― 本気度:★★★★★
これは知っておくと観戦が10倍楽しくなります。
稲見選手は、トーナメント会場にある顔ハメパネルを見つけると、ほぼ確実に顔を入れます。マネジャーのInstagramでは何度も紹介されていて、ALBA Netの記事でも「お馴染みの”顔ハメ”」と書かれるほど定着しています。撮影する側との呼吸もぴったり。
賞金女王でオリンピック銀メダリストが、会場の隅にある顔ハメパネルに真顔で顔を入れている。この画がなんとも言えず良いんです。ギャラリーとして会場に行かれる方は、パネルの位置をチェックしておくと何かに出くわすかもしれません。
📸 ソース:稲見萌寧選手マネジャーのInstagram投稿(ALBA Net経由・2026年8月)
💪 努力すること・練習そのもの ― 本気度:★★★★★
2025年3月、プロゴルファーの中村修さんによる独占インタビューで、「ゴルフを始めた頃は楽しかったのか」と聞かれた稲見選手はこう答えています。
練習が楽しかった。努力するのが楽しい、と言ったほうがいいかもしれない。
これ、けっこう珍しい回答だと思うんです。「試合が楽しかった」「勝つのが楽しかった」ならわかります。でも稲見選手は、球を打ち続けるあの反復作業そのものが好きだと言っている。
同じインタビューでは「危機感とか焦りがないと終わる」「燃え尽き症候群になるのが一番ヤバい」とも語っていて、自分にプレッシャーをかけ続けることをむしろ燃料にしているタイプであることがわかります。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
🛏️ 「どこで寝ても同じ環境」 ― 本気度:★★★★☆
寝具メーカーのエアウィーヴとスポンサー契約を結んだ経緯が面白い。
同社のリリースによると、ツアーで全国を転戦して宿泊が多い稲見選手が「自宅でも遠征先でも、同じ寝具環境で安心して眠りたい」というこだわりを持っていたことがきっかけだったそうです。契約にあたってフィッティングを行い、肩まわりが柔らかめのパターンが提案されました。
自宅用のベッドマットレスに加えて、遠征先へ持ち運べるポータブルマットレスパッドも使用しているとのこと。荷物が増えるのを承知で寝床を持ち歩く。コンディション管理を「気合い」ではなく「環境の再現」で解こうとしているのが、いかにも精密機械型の選手です。
40代から始めた我々にとっても、ラウンド前夜の睡眠は思っている以上にスコアに効きます。ここは真似できるポイントかもしれません。
📸 ソース:エアウィーヴ プレスリリース(PR TIMES)・ALBA Net
🧴 スキンケアと美容 ― 本気度:★★★★☆
好きなことを聞かれて真っ先に挙がるのが「スキンケア」。Instagramのハッシュタグにも美肌ケア関連のものが並びます。
一日中、屋外の紫外線の下にいるのが仕事ですから、ケアは死活問題です。とはいえ、それを「趣味」として楽しめるかどうかは別の話で、稲見選手は明らかに後者。プロゴルファーという仕事の魅力を聞かれた際にも、おしゃれもネイルもメイクもできて全世代に愛されるスポーツだから、という趣旨の答えをしています。
競技者としてのストイックさと、こういう部分が同居しているのがこの選手の面白さです。
📸 ソース:選手インタビューまとめ(joshigolf.com)・稲見萌寧選手のInstagramハッシュタグ
🏸 球技全般(テニス・バドミントン) ― 本気度:★★★☆☆
好きなことにテニスとバドミントンを挙げており、JLPGA公式インスタの企画でも”ゴルフ以外の特技”として球技を披露して「試合したい」という反応を集めました。
ゴルフは球が止まっている競技ですが、動く球を打つのも得意。運動神経のベースがしっかりしているタイプです。
📸 ソース:JLPGA公式Instagram・選手インタビューまとめ(joshigolf.com)
🍛 スープカレーとジャークチキン ― 本気度:★★★☆☆
2026年7月、試合を1週休んで練習に集中していた期間の報告として、マネジャーが練習動画とあわせてアップしたのがお気に入りだというジャークチキンとスープカレーの写真でした。
ジャークチキンはジャマイカ料理のスパイシーな鶏肉料理。スープカレーは北海道の定番。共通点は「香辛料が効いている」ことでしょうか。砂肝・軟骨に続いて、味の好みにも一本芯が通っている気がします。
📸 ソース:稲見萌寧選手マネジャーのInstagram投稿(2026年7月)
💎 アクセサリーとティファニーブルー ― 本気度:★★★☆☆
「指輪やブレスレットなど、アクセサリーが大好き」と語ったインタビューがあり、好きな色にはティファニーブルーを挙げています。
ゴルフウェアの色選びやネイルを見るときに、この情報を頭に入れておくと「あ、今日はその系統か」と気づけて楽しいです。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト インタビュー(2021年)・選手インタビューまとめ(joshigolf.com)
👏 同性からの応援 ― 本気度:★★★★☆
これは個人的にいちばん唸った回答です。
応援されて嬉しいことを聞かれて、稲見選手は「同性からの応援」と答え、その理由を「同性は同性に厳しいから」と説明しています。
なかなか言えないことだと思うんです。女性から応援されるということは、それだけ厳しい目を通過したということだ、と。自己評価の軸がどこにあるかがよくわかる回答です。
📸 ソース:選手インタビューまとめ(joshigolf.com)
💬 性格がわかるエピソード ― 「ズバズバ」「はっきり」
JLPGA公式インスタの一問一答で、自分の性格を聞かれた稲見選手は少し悩んだあと「ズバズバ」「はっきり」と答えました。
別のインタビューでは、なんでもバサッと言ってしまうタイプで、裏表を作るのは嫌だ、という趣旨のことも語っています。加えて「記憶力だけはすごくいい」と自己申告。
一方でテレビの解説者からは「人なつっこい」と評されており、ラウンド中は相手が誰であろうと話しかけていることが多いのだそう。ショット中は集中し、打ち終わったらリラックスする。このオン・オフの切り替えの速さが、あの安定感を支えていたのだと思います。
そして極めつけが、2024年の米ツアーでの出来事。全米女子プロの前にゴルフ場でキャディバッグを開けたら、ドライバーのシャフトはあるのにヘッドがない。盗難です。普通なら青ざめる場面ですが、稲見選手は爆笑したと語っています。
同じ年を振り返って「1番良かったことは、生きる力がついたこと」。トラブルを笑い飛ばせるようになった、と。成績は最悪だった年に、この総括ができる人です。
📸 ソース:JLPGA公式Instagram一問一答企画・みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)・ゴルフの楽しみ
稲見萌寧選手が”NO”を突きつけるもの|苦手なものセレクション

ここでは、本人が公の場で自ら語った苦手・嫌いだけを集めています。推測は入れません。
🎲 運が絡む勝負事 ― 苦手度:★★★★★
「なぜゴルフをしているのか」と問われた稲見選手の答えの中に、こんな一節があります。
勝負事は好きだけれど、運が絡む勝負事はあまり好きではない。自分の実力で、自分が持っているもので勝負するのが好きだから。
ゴルフという競技を選んだ理由が、ここに全部詰まっています。麻雀でもポーカーでもなく、自分の腕だけが結果に直結するからゴルフなのだ、と。
裏を返せば、風向きやバウンドといった運の要素にはあまり寛容ではないということでもあります。実際、2021年のスタンレーレディスでは「風や番手、ラインのジャッジがかみ合わなかったが、自分のミスではないので仕方ない」という趣旨のコメントを残しています。この割り切りの速さ、嫌いじゃないです。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)・ALBA Net
⛳ パター ― 苦手度:★★★★☆
これは意外に思う方が多いはずです。ツアー13勝の選手が、「そもそも苦手」と自分で言い切っているクラブがパターです。
2025年のインタビューでは、パターについてはもともと苦手だったのでそんなに期待しておらず、だから焦ることもなかった、という趣旨のことを語っています。そのうえで、米ツアーで戦った1年でだいぶ感覚が変わり、試合でパターに助けられることも増えてきた、と。
そして続く言葉が「なぜか分からない根拠のない自信がある」。苦手だったものが、苦しい1年を経て武器の入り口に変わりつつある。この変化の途中を見られるのが、いまの稲見選手を追う面白さです。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
🇺🇸 コントロールが効かないゴルフ ― 苦手度:★★★★☆
2024年、米ツアーを主戦場にした1年を振り返って、稲見選手はかなり率直に語っています。
要約すると、こういうことです。自分はずっと日本でやると決めていたタイプで、これまでコントロール重視でゴルフを組み立ててきた。海外はその逆で、自分向きではないと感じた。実力差というよりは、海外のゴルフに適応する引き出しがまだない、と。
**「正直、ゴルフは楽しめなかった」**という一言まで出てきます。
ここで大事なのは、これが逃げではないことです。同じインタビューで、日本でなら試行錯誤しながらでも頑張ればまだなんとかなる、とも言っている。自分の適性を冷静に見極めた上での判断です。実際、2025年からは国内ツアーに専念し、米ツアーへの再挑戦は「メインとしてはありません」と明言しています。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)・GDO(2025年2月)
🔥 燃え尽き症候群 ― 苦手度:★★★★★
これは「苦手」というより「恐れているもの」に近いかもしれません。
危機感や焦りがないと終わってしまう。燃え尽き症候群になるのが一番ヤバい。だからそれだけは阻止しないといけない――。稲見選手はそう語り、阻止する方法は自分の頭と言霊で自分を奮い立たせるしかない、と続けます。
22歳で賞金女王とオリンピックのメダルを獲ってしまった人が、その後の人生で何を一番怖がっているか。答えが「燃え尽きること」だというのは、なんというか、重い話です。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
🏆 過去の栄光 ― 苦手度:★★★★☆
「昔のままで良かったんじゃないか」「良い時に戻したほうがいいんじゃないか」。稲見選手は、いろんな人からそう言われてきたと語っています。
それに対する答えがこれです。良い時を味わったからこそ、その上に行くには何かを変えないといけない。変えて失敗することもあるけれど、それを乗り越えたときにまた一つ強くなる。それを失敗だと思う人は、一つ先に行くところまで行けていないのではないか――。
そして、「過去の栄光を捨てて自分でイチからやるしかない」。
賞金女王もメダルも、いったん置いていく。周囲がずっと「あの頃の稲見萌寧選手」を語りたがる中で、本人だけがそこから離れようとしています。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
💡 それでも、いまも試合会場に立っている
ここまで読むと、この人はゴルフが好きなんだろうかと思うかもしれません。実は、本人がそこにも答えています。
いまはゴルフがすごく好きだからやっているというより、仕事だから。仕事としてやっている以上、好きだけではやっていられない。だからたぶん、引退したら本当にゴルフが好きでやれると思う――。
正直すぎる回答です。でも、この言葉が出てくること自体が、稲見選手がゴルフに対して不誠実ではない証拠だと思うんです。好きという感情に頼らずに、17年間クラブを振り続けてきた。好きだから続いているのではなく、続けると決めたから続いている。
40代からゴルフを始めた我々のほとんどは「好きだから」やっています。だからこそ、この覚悟の質の違いには少し背筋が伸びます。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト独占インタビュー(2025年3月)
渋野日向子選手、吉田優利選手……周りが見た”もうひとりのモネ”

稲見選手のInstagramは投稿数353件(2026年8月時点)。決して多作ではありません。だからこそ、周りの選手のアカウントに写り込む稲見選手が貴重な情報源になります。
🥇 渋野日向子選手 → 「あなたが一番似合う場所」
同じ90期生で、稲見選手が常々「大好きな先輩」と語っているのが渋野日向子選手です。
2021年のスタンレーレディス、渋野選手が2年ぶりの優勝を果たした日。前年覇者だった稲見選手は、2ショット写真とともにInstagramでこう祝福しました。「もう最高! おかえり! あなたが一番似合う場所。かっこよすぎる」
「あなたが一番似合う場所」。優勝トロフィーを掲げる場所のことです。長く勝てずにいた先輩に対して、この言葉を選べる感性。ちょっとすごくないですか。
さらにJLPGA公式Instagramでは、稲見選手が渋野選手を熱烈にハグしている写真が公開され、「ペアルックみたい」と反響を呼んだこともありました。
📸 ソース:ALBA Net(2021年10月)・JLPGA公式Instagram
▶ 関連記事:当ブログの[渋野日向子選手の記事]もあわせてどうぞ。「おかえり」と言われた側の物語も、なかなかドラマチックです。
🏌️ 吉田優利選手・西郷真央選手 → 北谷津の同窓生
前述のとおり、稲見選手は中学に上がる前から千葉の北谷津ゴルフガーデンで練習していました。そこには吉田優利選手、西郷真央選手、そして葭葉ルミ選手もいました。
3人とも1999年度生まれ前後の同世代で、のちに全員がツアーのトップ争いに絡む選手になります。ひとつの練習場から、これだけの選手が出ているというのは相当な密度です。
吉田優利選手のInstagramには、スポンサー契約を結ぶメルセデス・ベンツのイベントでの集合写真など、稲見選手が写り込む投稿が定期的に登場します。「チーム・メルセデス」の集合写真は、本人アカウントでは見られない稲見選手が拾える鉄板ポイントです。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・吉田優利選手のInstagram(Golf M経由)
▶ 関連記事:当ブログの[吉田優利選手の記事]/[西郷真央選手の記事]もあわせてどうぞ。
🏅 不動裕理選手 → 「人生で一番響いた」ひと言
これは選手同士の関係というより、レジェンドから受け取った贈り物の話です。
2025年10月、日本女子オープンの予選ラウンドで、稲見選手はツアー通算50勝の永久シード保持者・不動裕理選手と初めて同じ組になりました。ラウンド中の会話で永久シードの実態や、練習でのショットとショートゲームの配分について質問した稲見選手に、不動選手はこう言ったそうです。
ショットが悪かったら、ショートゲームでカバーすればいい。
言われてみれば当たり前のことです。でも稲見選手は、これを「人生で一番響いた」言葉だと語りました。理由は「あれだけのショットメーカーの人が言うのだから、それが絶対だなと思った」。
そしてその翌週、スタンレーレディスの初日に今季ベストの「66」をマークします。15試合予選落ちという苦境の中での、ノーボギーラウンドでした。
言葉ひとつで人は変わる、とまでは言いません。でも、苦しんでいる人に必要なのは新しい技術ではなく、信じられる誰かの一言だったりする。この話は、そういうことを思い出させてくれます。
📸 ソース:GDO(2025年10月10日)・ゴルフのニュース
👯 90期の同期たち → 原英莉花選手・河本結選手ほか
2018年のプロテスト合格組は本当に豪華で、渋野選手のほかに原英莉花選手、河本結選手、大里桃子選手、三ヶ島かな選手、脇元華選手、臼井麗香選手、鶴岡果恋選手が名を連ねています。
2019年末には、稲見選手・渋野選手・河本選手・原選手の4人がそろってGTPA「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。4人同時受賞という、この世代の異常な層の厚さを象徴する出来事です。
同い年の鶴岡果恋選手とは特に仲が良く、大学で1年先輩にあたる臼井麗香選手とは試合中にハートマークのパフォーマンスを見せることもあるのだとか。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)・選手インタビューまとめ(joshigolf.com)・ゴルフの楽しみ
▶ 関連記事:当ブログの[原英莉花選手の記事]/[河本結選手の記事]もあわせてどうぞ。同期4人の現在地を並べると、この世代の面白さがよくわかります。
👟 山下美夢有選手 → ニューバランス仲間
ウェア・シューズ契約を結ぶニューバランスの新作発表会には、同じく契約プロの山下美夢有選手とそろって登場しています。トークセッションで並ぶ2人の写真は、ブランド公式や各メディアで見ることができます。
ゴルフウェアを探している方にとって、この2人の着こなしはかなり実用的な参考資料になります。
📸 ソース:みんなのゴルフダイジェスト(2024年2月)・GDO(2025年2月)
🎒 西村優菜選手 → アマチュア時代からの好敵手
高校時代、西村優菜選手が「全日本女子パブリックアマチュア選手権」を制した年、その相手側にいた1人が稲見選手でした。同世代のアマチュア強豪として何度も顔を合わせています。
📸 ソース:Wikipedia(日本語版)
▶ 関連記事:当ブログの[西村優菜選手の記事]もあわせてどうぞ。
📱 マネジャー公式アカウント → いま一番の情報源
そしていま、稲見選手を追いかけるうえで最も更新頻度が高いのがマネジャーの公式Instagramです。
試合の振り返り、練習の様子、オフの過ごし方、そして例の顔ハメパネル。本人の投稿が少ない時期でも、こちらは着実に近況を届けてくれます。2026年7月に試合を1週休んだときも、「たくさん練習し、しっかり食べて、次戦に向けて準備を進めています」と丁寧に報告がありました。
ファンからのコメント欄が、また温かいんです。「努力家でストイックな稲見さん、必ず報われる日が来ると信じています」「稲見プロが居ない大会はやはり寂しい」。数字が出ていない時期にこれだけの言葉が集まるアカウント、そう多くありません。
📸 ソース:稲見萌寧選手マネジャーのInstagram投稿(ゴルフのニュース/ALBA Net経由・2026年7〜8月)
💡 この章のポイント
稲見選手を追いかけるなら、渋野日向子選手・吉田優利選手・西郷真央選手、そしてマネジャー公式アカウントをセットでフォローするのがおすすめです。本人が発信しない部分は、だいたいこの4つのどれかに写っています。
コースでの稲見萌寧選手|プレースタイルと観戦の楽しみ方

武器は「乗せる」こと ― 史上1位のパーオン率
稲見選手を語るうえで外せない数字が、プロ1年目の2019年に記録したパーオン率78.2079です。パーオンとは、パーの打数から2を引いた打数以内でグリーンに乗せること。この数字はJLPGA史上1位の記録として残っています。
10ホール中8ホール近くを規定打数でグリーンに乗せていた計算です。「精密機械」と呼ばれた理由がここにあります。持ち球はフェード(右に緩やかに曲がる球)。距離で圧倒するのではなく、狙ったところに落とし続けることで勝ってきた選手です。
記録ずくめの2021年 ― 「61」と13バーディ
2021年5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」初日、稲見選手は1ラウンドで13バーディを奪取します。これはJLPGAツアーの最多バーディ記録。スコアは「61」で、18ホール最小ストロークのタイ記録でもありました。
同じシーズンには、日本女子プロ選手権を大会レコードの19アンダーで制してメジャー初優勝。伊藤園レディスでは2位に9打差をつけて通算10勝目に到達しています。数字の桁が違う年でした。
プレーオフに強い
初優勝の翌年、2020年のスタンレーレディスは3人による巴戦のプレーオフを制しての勝利。2021年の明治安田生命レディスもプレーオフ3ホール目での決着。富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでも小祝さくら選手とのプレーオフを制しています。
そして東京オリンピック。リディア・コ選手とのプレーオフ1ホール目で銀メダルを決めました。土壇場の1ホールでほぼ負けないというのは、才能というより性格の話なのかもしれません。
▶ 関連記事:当ブログの[小祝さくら選手の記事]もあわせてどうぞ。
現地観戦するならここを見て!
① アイアンのターゲット取り 得意クラブはアイアン。ピンを狙うのか、グリーンセンターに置くのか。稲見選手の番手選択とターゲット設定は、アマチュアが盗める要素の宝庫です。特にセカンドショットの「無理をしない場所選び」は、そのまま100切りの教科書になります。
② ラウンド中の表情と会話 ショット中は張り詰めていますが、打ち終わった瞬間にふっと緩んで同組の選手やキャディと話し始めます。この切り替えの速さこそが稲見選手のリズム。ぜひ歩いている時間の表情を見てあげてください。
③ 顔ハメパネル 前述のとおりです。会場のパネルの前で待っていれば、いつか遭遇できるかもしれません。
📺 配信で追いかけるなら|稲見萌寧選手が映る試合
上位にいなければ映らない、というのは配信に関しては正しくありません。中継は放送開始と同時に1番ホールを押さえにいくため、放送開始より後にスタートする組の選手は、ティーショットからグリーン付近までほぼ全員が画面に出ます。映らない選手はいません。映る長さが違うだけです。
2026年の稲見選手は、予選通過そのものに苦しんでいます。5月の「SkyRKBレディス」で7試合ぶりに予選を通過して53位タイ。7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で67位タイ、8月の「NEC軽井沢72」で61位と、2週で2度の予選通過。数字だけ見れば地味な週です。
でも、だからこそ配信で観る価値があります。プロ1年目にJLPGA史上1位のパーオン率を記録した、あのアイアンです。1番ホールの1打で、球筋がどこまで戻ってきているかは見えます。ダイジェストには絶対に入らない、けれど本人がいちばん戦っている時間。それを見られるのは配信だけです。
稲見萌寧選手のウェア・スポンサー

ウェアとシューズはニューバランス
ウェア・シューズともにニューバランスと契約しています。同ブランドの新作シューズ発表会にも登壇しており、Instagramでは「いいニューバランスの日(11月28日)」に全身コーデを紹介する投稿をするなど、日常的にも着用している様子が伝わってきます。
ゴルフウェアとしてのニューバランスは、スポーティーで色使いにメリハリがあるのが特徴。年齢を問わず取り入れやすいブランドなので、コースデビューを控えた方の選択肢としてもおすすめできます。
主なスポンサーと所属
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | フリー(日本生命公式サイトの表記による/2026年時点) |
| 過去の所属 | 都築電気(2019年〜)→ 楽天グループ(2022年3月から3年契約) |
| ウェア・シューズ | ニューバランス |
| 主なスポンサー | 日本生命保険、エアウィーヴ、都築電気、メルセデス・ベンツ、ポッカサッポロフード&ビバレッジ ほか |
2022年に楽天グループと3年間の所属契約を結び、同社初の所属プロゴルファーとなりました。会見では代表の三木谷浩史さんも同席し、稲見選手は「イニエスタさんやマー君さんに比べると私は名前が小さい。楽天の名に恥じないように目立つ活躍がしたい」と語っています。
現在は所属フリー。ただしスポンサー各社との関係は続いており、特に日本生命は公式サイトに専用ページを設け、レッスン動画「稲見萌寧のゴルフチャンネル」も公開しています。
「日本生命稲見萌寧カップ」 ― 予選参加者9000人超のイベント
これはぜひ知っておいてほしい話です。
稲見選手の「全国の皆さんにゴルフを楽しんで欲しい」という想いから始まった「日本生命稲見萌寧カップ」というアマチュア大会があります。日本生命の全国の支社で予選会が行われ、勝ち抜いた人が全国大会に集まる形式。ALBA Netの報道によれば、初年度の予選会参加者が約6300人、翌年には9000人を超えました。
しかもこの大会、始球式や表彰式で稲見選手本人との交流もあります。2025年12月にも開催され、あわせてキッズ向けのスナッグゴルフレッスンも実施されました。
成績が出ていない時期も、この活動は続いています。 ゴルフ人口を増やすという地味で長い仕事を、淡々とやっている。これは記録には残らない部分ですが、記憶には残していい話だと思います。
📸 ソース:ALBA Net(2023年12月)・日本生命公式サイト
経歴ハイライト|13勝と、メダルと、その後

2019年:QT103位から、10代最後の初優勝
出場権のない状態からリランキングを勝ち抜き、7月の「センチュリー21レディス」で初優勝。賞金ランク13位でシード権を獲得し、新人賞も受賞。パーオン率は史上1位の78.2079を記録しました。
2020-21年:9勝、賞金女王、そして銀メダル
コロナ禍で2シーズンが統合された45試合のシーズン。稲見選手はここで9勝を挙げます。
2週連続優勝を経て月間3勝を達成し、前半戦だけで5勝。5月には13バーディの「61」。8月の東京オリンピックでは最終日「65」で猛追し、リディア・コ選手とのプレーオフを制して銀メダル。日本ゴルフ界にとって、男女を通じて史上初のオリンピックメダルでした。
9月の日本女子プロ選手権では大会レコードの19アンダーでメジャー初制覇。11月の伊藤園レディスで2位に9打差をつけて通算10勝に到達します。
年間獲得賞金は2億5519万2049円。当時の史上最高額でした。
2022年:2勝、そして腰痛
シーズン序盤はトレーナーとの相性問題や腰痛に苦しみながらも、14戦目の「リシャール・ミル ヨネックスレディス」で初日から首位を守り切る完全優勝。8月の「ニトリレディス」ではプロ通算100試合目のメモリアルVで大会連覇を達成し、通算12勝としました。
2023年:救急搬送から、434日ぶりの優勝
新型コロナ感染や、大会前日にじんましんから呼吸困難を起こして救急搬送されるという出来事もあった年。スイング改造を1年で4回行いながら、11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で434日ぶりの優勝を飾ります。これが米ツアー初優勝となり、翌年からの米ツアー参戦資格を得ました。
2024年:18試合、予選落ち10回
米ツアーを主戦場にした1年。18試合で予選落ち10回、棄権2回、トップ10入りは1回のみ。ドライバーヘッドの盗難という珍事もありました。
このシーズンについて稲見選手は「生きる力がついた」と語る一方で、「正直、ゴルフは楽しめなかった」とも振り返っています。
2025年:日本復帰、そして秋の光
国内ツアーに専念した復帰シーズン。開幕戦で「82」を叩き、8月のニトリレディスでは初日「78」から国内自身初の最下位発進。予選落ちが続きました。
ただし、秋に確かな手応えが見えます。10月のスタンレーレディス初日に「66」で6位発進。その後、富士通レディース6位タイ、マスターズGCレディース7位タイ、伊藤園レディス8位タイと、3週続けてトップ10に入りました。不動裕理選手の言葉を受け取ってからの、明らかな変化でした。
📸 ソース:GDO試合結果・Wikipedia(日本語版)・ALBA Net
2026年シーズンの成績・最新ニュース

いま、キャリアで最も苦しい時間の中にいます
2026年の稲見選手は苦しんでいます。
8月22日時点で18試合に出場し、予選通過は5試合。最高成績は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の50位です。メルセデス・ランキング(年間の総合成績ランキング)は120位台で推移しています。
2025年秋につかみかけたものが、シーズンをまたいで続かなかった。5月の「SkyRKBレディス」では7試合ぶりに予選を通過しましたが、GDOの報道によると、そこでも「何度目かのスイング改造」の途中でした。
最新トピック
(2026/08/22追記) シリーズ第13弾として本記事を公開。
(2026/08/16) 「NEC軽井沢72」で61位。2日目に「69」をマークして50位まで浮上したものの、最終日に「76」と伸ばしきれず。ただし2週で2度の予選通過は、今季ここまでで最も安定した流れでした。
(2026/07/26) 「大東建託・いい部屋ネットレディス」で67位タイ。マネジャーのInstagramでは「久しぶりの4日間!」「体にこたえるほどの厳しい暑さではありましたが、最終日まで戦えたことを嬉しく思います」と報告がありました。オープンウィークには海を見に行ってリフレッシュ(「暑すぎてすぐ退散しました」とのこと)、そして恒例の顔ハメパネルにも挑戦しています。
(2026/07/15) 「ミネベアミツミ レディス」を欠場して調整期間に。マネジャーが練習動画とともに「たくさん練習し、しっかり食べて、次戦に向けて準備を進めています」と報告。コメント欄には「復活優勝待ってます」というファンの声が並びました。
(2026/05/17) 「SkyRKBレディス」で53位タイ。7試合ぶりの予選通過。「我慢して修正して、夏までに少しずつ予選を通って上位に入っていけるように頑張りたい」とコメントしています。
📸 ソース:GDO試合結果・GDO(2026年5月17日)・ゴルフのニュース/ALBA Net(2026年7〜8月)
それでも、この記事を書く理由
数字だけを見れば、いま稲見選手を紹介する理由はないように思えるかもしれません。
でも、2025年3月のインタビューで本人が言っていたことを思い出してください。良い時を味わったからこそ、その上に行くには何かを変えないといけない。変えて失敗することもあるけれど、それを乗り越えたときにまた一つ強くなる。それを失敗だと思う人は、一つ先に行くところまで行けていない――。
いま起きているのは、その「変えた」ことの代償です。 そして本人は、それを承知のうえでやっています。
QT103位から這い上がった2019年。救急搬送を経て434日ぶりに勝った2023年。この人は、どん底から戻ってくるところを2回見せています。3回目を見られるかどうかは誰にもわかりません。でも、見届ける価値のある選手であることは間違いないと思います。
SNS・Instagramフォローのすすめ

稲見萌寧選手 公式Instagram
▶ @mone173.golf(フォロワー約14.4万人/投稿353件・2026年8月時点)
更新頻度は高くありません。だからこそ、投稿があるときは何かしら伝えたいことがあるときです。試合の振り返り、スポンサー関連の報告、そしてトレーニング動画。2026年4月には、腹筋・縄跳び・サーキット・トランプトレーニングを1日でこなす15本の動画をまとめて投稿し、「明日はゴルフできなさそうですw」というコメントとともにファンを圧倒しました。
こんな人におすすめ: トレーニングやコンディショニングに関心がある方。ストイックな取り組みを淡々と見せてくれるアカウントです。ナボソ(足裏のコンディショニングツール)の使い方紹介など、実用的な情報も出てきます。
マネジャー公式Instagram
本人アカウントより更新頻度が高く、試合ごとの振り返りやオフショットが届きます。稲見選手の”いま”を知りたいなら、こちらのフォローがほぼ必須です。顔ハメパネルもここで見られます。
日本生命公式サイト内 特設ページ
▶ 日本生命 Play,Support. 稲見萌寧選手ページ
インタビュー動画と、レッスン動画「稲見萌寧のゴルフチャンネル」(ショット編・アプローチ編・バンカー編・パター編)が無料公開されています。元賞金女王が基礎を解説してくれる動画が無料というのは、初心者にとってかなりお得なコンテンツです。
そして稲見選手を追うなら、渋野日向子選手・吉田優利選手・西郷真央選手のアカウントもセットで。本人が写らない時期の稲見選手は、この3人のどこかにいます。
まとめ|稲見萌寧選手を推す3つの理由

① 「好き」に頼らずに、17年間続けてきた
いまゴルフをしている理由を聞かれて「仕事だから」と答えられる人が、どれだけいるでしょうか。稲見選手はそう言い切ったうえで、引退したら本当にゴルフが好きでやれると思う、とも言いました。
感情ではなく、意思で続けている。 9歳でクラブを握って1カ月後にプロになると決めた子が、いまも自分にプレッシャーをかけながら球を打っています。この一貫性は、40代から何かを始めた我々にとって、けっこう励みになる話だと思うんです。
② 落ちても、戻ってきた実績が2回ある
QTランキング103位という、ほぼ出場権のない状態から初優勝までたどり着いた2019年。救急車で運ばれ、スイング改造を1年で4回やって、それでも11月に434日ぶりの優勝を掴んだ2023年。
いま3度目の底にいます。そしてまた、変えることをやめていません。「戻る」のではなく「その上に行く」ためにやっているというのが、この人の一貫した姿勢です。
③ 数字が出ていない時期の姿が、いちばん人柄に出る
予選落ちが続いても、稲見萌寧カップは続いています。予選会参加者9000人超という規模のアマチュア大会を毎年開いて、キッズレッスンもやって、始球式で子どもたちと写真を撮っている。
そして会場では顔ハメパネルに顔を入れて、砂肝と軟骨が好きで、ズバズバ言うけれど人懐っこい。勝っているときの稲見選手より、いまの稲見選手のほうが、たぶん人として面白い。
だからいま、この選手を追いかけてほしい。次に優勝したとき、「あの苦しい時期から見ていた」と言えるのは、けっこう気持ちのいいことだと思いませんか。
次の試合スケジュールはJLPGA公式サイトでチェック! 3度目の”戻ってくる瞬間”を、一緒に待ちませんか?
※本記事は公式サイト・選手本人や関係者のSNS投稿・各種メディア報道をもとに作成しています。記載内容には万全を期していますが、情報の正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせフォームよりご連絡いただけると幸いです。最新の情報はJLPGA公式サイト、選手本人のInstagramでご確認をお願いします。
稲見萌寧選手の試合を観たい方へ
予選ラウンドの1番ホール。数字が出ていない時期の稲見選手が、いちばん戦っている時間です。そしてここは、テレビには絶対に映りません。賞金女王だった選手が、どうやって戻ろうとしているのか。その過程を見られるかどうかは、観る手段を持っているかどうかで決まります。
▶ 【2026年最新】日本の女子プロゴルフのおすすめ視聴方法はコレ!
テレビ・ネット配信・現地観戦の3つを、料金と手間で比べています。結果だけを追うのをやめると、応援はずいぶん面白くなります。
この記事は40s GOLF LX(40kara-golf.com)の選手紹介シリーズです。他の選手の記事もぜひご覧ください。


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